北山杉レーシングのブログ

KUCCシクロクロスチーム「北山杉レーシング」のブログです

20-21関西CX#9 希望ヶ丘C1 レースレポート

はじめまして.笛木16です.

シクロクロスを始めて早4か月,ありがたいことにC1を走らせてもらっています.

希望ヶ丘のレースを振り返るついでに公開します.

 

 リザルト

7位/12%

+3:17←沢田時選手が速すぎる.

松井さんに身に余るお褒めを頂いた.全日本出ます(決意).

前日試走

 試走の目的は大きく2つある.

 最大の目的はコースを覚えてしまうこと.曲がり角の減速度合い,降車ポイント,ライン取り,抜くスポット,踏む場所と踏まない場所等々,レース中に頭を使わないように準備をする.今回は沢田時選手が来ていたので,後ろで勉強させてもら(おうとしたが当然ついていけるわけがなか)った.

 そしてシンプルに練習と勉強.キャンバーやくねくねした曲がりは,日常のサイクリング経験で練習する機会が少ない.転ばないことと減速しないことは違う.自分より上手い人が,惜しげもなくスキルやラインを見せてくれるCX会場は貴重だ.難所でしばしば発生するライン取りの議論に首を突っ込めば,勉強になること間違いなしである.今回はエリートコースにそういう場所があったが,あまり苦労しなかったこともあってスルーし,コースの記憶を優先した.というかそもそも,C1のレースの頃には踏み固められて乗りやすくなっているだろうと感じた(実際そうだった).

 振り返ってみると,私はずいぶんタスク処理的な試走をしているようだ.私はこれを楽しんでしまう人種だが,記事を読んでくれているKUCCの方々は必ずしも真似しないでほしいと思う.ちなみにコースを記憶しようとn周した結果めっちゃ疲れた.

機材

eddy merckxのeeklo70をいつも通り.ステムをけっこう短くしているのは内緒.

木の根っこ等のパンク要因が少ないコースだったので,空気圧は低めにした.

会場入り~出走

 案の定寒く,防寒ウェアと大量のお湯を携えて会場へ.そもそもトレーニングしすぎていたのか試走をしすぎたのか,脚の裏全体が痛む.これじゃあかんわということで,少々ご無理を言ってSTOKED CYCLEにマッサージをお願いした.おかげでだいぶ楽になったが,やはり100%の状態でレースに出られるようにコンディションを整えるところは今後の大きな課題である.そしていつものように,白米2合とゆで卵2個を11時半までに摂取した.レースまで食後3時間という条件とカロリー摂取の両立を求めた結果こうなるが,まあお腹いっぱいである.

 昼試走は前日と変わったところをチェックする程度に走ればOKだと思っている.案の定例の難所は乗りやすくなっていた.また,前日試走でチューブラーをn本破壊していたキャンバーが撤去されたことで,そのセクションが易化していた.

 その後C2の応援.岡野には脊髄反射で「甘えんな!」と言ってしまうのだが,どっちかというとプラスの言葉をかけてあげたいと毎度思ってはいる.そうこうしているうちに時間がなくなり,ウォーミングアップが毎回適当になってしまう.BCAAを飲みながら適当にそこら辺をくるくる走っているが,体が温まっている感じは正直しないし,何かいい方法を確立したいところ.そして毎度のことだがBCAAを飲み干すのがけっこうしんどく,スタート前に3回くらいトイレに行っている.でもレースが終わったころには喉が渇いているから,水分補給も何かうまいやり方を見つけたいところである.60分レースともなればなおさらのこと,これは重要課題に据えないとな.

本番

 シクロクロスは速い人が必ずしも勝つ競技ではないと思っている.どんなに速くても,前の人を抜くことができなければ勝ち上がれない.逆にそんなに速くなくても,ちょっと頭を使って前に出れば意外と上に上がれる,まあ速いに越したことはないけど.重要なことは誰よりも早く加速を開始することと,他の人が減速するところでスピードを落とさないことだと思っている.

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ちょっと頭を使った例,たぶん1-2周目.これだけ詰まってると全体に遅くなりがちだから,ゆっくり上のラインで行っても抜ける.

 というわけで私の今回の作戦は,①登りセクションで抜く②キャンバーで抜く③シケインの後で速やかに飛び乗る,であった.PW(←)Rで私を上回る人はC1といえどそう多くはなさそうなので,登りで負けることは少ない.また,エリートのキャンバーは減速不可避なので,ランで上から抜いてしまえば前に出られる.前後に誰もいないなら乗車のほうが楽だが,それ以外は前が落車するor後ろに抜かれてラインを塞がれるリスクがかなり大きい.③については,直後のスラロームの減速を避けるためにクリートをはめる必要があった(が,そこまでしている人があまりいなかった).

 そんなことを考えつつスタートグリッドへ.ゼッケン番号も少しずつ上がってきたが,いつもの通りクリートがはまらずスタートで出遅れる.上位を保って突っ込めるようになりたいものである.1周目はみなさま健脚で,最初の登りで差をつけることができなかった.降車不可避砂利スラロームでも抜ききることはできず,そのまま2つ目の登りへ.このあたりで数人抜き去ることができたような気がする.その後のエリート難所はもちろん降車,隙間をぬって前に出る.1周目で乗車できた人はいるのだろうか.

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エリートキャンバーに乗車で突っ込んだ例.16番の選手が上手そうだったので乗車と判断したがミスだった.耐えて再加速できたものの,最初に降車しておけば差を広げられたはず.

 このあたりからだいぶ集中していたのだろう,記憶がないのだが,4周目くらいから自分が割と上位にいることを認識し始めた.調子に乗って飛ばしすぎて最後の下りで落車し(て,見ていた小さい子をこわがらせてしまっ)たが,それ以外はノーミスで徐々に順位を上げていった.作戦はかなりハマったと思う.こうやって試走で立てた作戦をレースで実行していくプロセスが,最近の私のシクロクロスの楽しみ方になっている.そして最終ラップの2つ目の登りで村田憲治さんの背中が見え,勝てるかもしれないと調子に乗る.例のキャンバーで勝負をかけたがあと一歩前に出られず(アタックのタイミングが遅かった!),最後の下り坂で引き離されてスプリントすらさせてもらえなかった.リザルトは7位(12%)と自己ベストだった.できたこととできなかったことがはっきりわかる,有意義なレースだったと思う.

その後

 ゴールした後にはゴール付近で駄弁っている人が多いのだが,私がそこの輪に加わることは少ない.社交性がないというわけではない(まあ実際ないかもしれない)のだが,さっさと上着を着て水を飲んでおにぎりを食べたいという一心で毎度そそくさと荷物置き場に向かってしまう.そしてのんびりおにぎりを食べたり,いつも応援してくれるBAGGY CYCLOCROSSの方々と話しているうちにキヌさんや加藤さんもゴールしてきて,北山杉レーシング内の話題にはいつも千切られている.

おわりに

 なぜこんなレースレポートを書いたのかというと,自分がレース前後で考えていることを言語化したかったから.思っているより頭を使っていたし,たぶんこれが楽しいんだろうと思う.私なりに考えていることを書いてみたので,ご意見コメント大歓迎です.次は最終戦堺浜,怪我なく終えられるようにがんばります.

関西シクロクロス 第9戦 希望ヶ丘 C2

あけましておめでとうございます.岡野18です.

2年ぶりの希望ヶ丘で,逆回りになってからは初めての出場でした.思えば去年の希望ヶ丘は直前に事故にあってたような気がします.そんな気がします.

肝心のレースの方はというと,弱さを遺憾なく発揮してリザルトはボロボロ.

リザルト

26位/54人 (46%) +3:21

ラップタイム 7:42, 8:00, 7:55, 8:03, 8:12

機材

フレーム;Focus Mares 9.8

前輪;IRC Serac CX 1.6bar

後輪;Vittoria  Terreno Mix TU 1.6bar

試走

せっかく近い会場だし,山本テクニカルコーチも東京からいらしてるので前日試走もたっぷりしようと思っていたけど,昼に行ったトレイルでうっかりパンクしてしまい予定より大幅に遅れて会場入りした.ネクストステージで最速でタイヤ交換を済ませて,川村さんにビードを上げてもらって1周だけ試走した.島本さん川村さんありがとうございました.

昼試走でエリートコースのキャンバーも乗れるようになったが,レース中なら担ぐかなぁ... 林道登りでトラクションがかかりにくいので前日に買ったシラクエッジからチューブラーのオールラウンドタイヤにして1周しておしまい.

3本ローラーでじわじわあげて準備万端でアップも終わり

レースレポート

スタート〜1周目

スタートグリッドは3列目の3番目.思考停止で真ん中に行きかけるが,朝の凜太朗の大外からのまくりを思い出しで一番左のグリッドに.

ここ数戦おもしろいように決まりまくるスタートは今日も決まるが,右前でクラッシュ.巻き込まれることはなかったが,思いの外大きなクラッシュだったようで15人程度で抜けだす.真ん中のグリッドだったら巻き込まれてたので運はあったと思う.

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もうちょっとガッといきたい(Photo by わかつきさん)

登りのジープロードもモリモリ踏んでポジションを上げにかかるが,周りも当然モリモリ踏んでいるのでイマイチ番手は上がらない.10番手くらいかな?ここからは順位を落としただけなのでたぶんこれが瞬間最高順位.

草地のコーナーは上手くなったのか前との差は詰まるが抜ききれない.あろうことか若さで勝てるはずの2本目の林道登りで2人くらいに抜かれてしまう.立ち上がりのフラットは踏めるが登りが...

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後ろの高枝さんとは時々レースで一緒になるけど後半強くていつもちぎられる.(Photo by あきひこさん)

2周目〜ゴール

少し落ち着いて,足も心肺も整えようと気持ち抑えめで林道を登っていく.前から人が落ちてきたのでポジションはあげたけどなんかしんどい.後先考えずにもっとアグレッシブに走ってみればいいのかな.

足も心肺の抑えたはずなのに2本目のジープロードで足を攣り出し,3周目には両ももが攣りいよいよおしまい.ダンシング(というよりは立ち漕ぎ)をすると本当に動かなくなるのでシッティングで耐えて耐えて耐えた.しかも1本目の林道後のシングルトラックで左手が攣りブレーキングもままならない.

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踏みたかった (Photo by わかつきさん)


その後もエリートコースのキャンバーで杭に自転車をぶつけたり,その後のキャンバーで足をついたりとまったくリズムが整わない.最終週のシケインで11番ゼッケンの方とパックになり最後もスプリントに.死にかけの両足を絞り出してなんとか順位はキープ.

反省

年末にほとんど自転車に乗っていない上に,年始も高強度ではほとんど乗っていないんだから走れないのは無理もないのかもしれない.薄々気づいていたが,漫然と乗っているだけで強くなれるほどもう弱くはないのかもしれない.

今レースは足を攣ったばかりに何もできなかったが,手まで攣ったのは初めて.ミネラルが足りてないのかな.アップも入念にしたし,コースも明らかに若者向けだっただけに勿体無い.

なにより登りで抜かれたのが弱すぎる.過去を振り返って「あの頃は良かった」というのは死ぬほどダサいが,やっぱりTQRの頃のような強さを取り戻したい.

 

自転車にあんまり乗らずにすごして毎週末ちょっと頑張ってみるだけなら,いっそメカニック転向でもした方がいいのかもしれない.

最後に

緊急事態宣言が大阪京都でも出そうなのでもしかしたら関西シクロシーズンはこれで終わりかもしれません.切り替えて,来シーズンに向けて少しずつフィジカルもテクニックも少しずつあげていきたいです.

減量もがんばります.

堺があればいい締めくくりのレースをしたいです.

関西シクロクロス 第9戦希望が丘 C1

加藤(15)です。新年1戦目の希望が丘は3度目の出場で、1年目はキヌサンにちぎられつつもなんとかC3に昇格、2年目は初めてのC1で周回差つけられるなど、やや苦めの印象の希望が丘。今年は登坂力で水を開けられながらもなんとか10位台にまとめることができました。

 

リザルト

18位/58人出走(32%)+4:46

ラップタイム(ラップタイム順位)

st. loop+2周 14:54(25), 7:25(30), 7:21(27), 7:04(12), 7:11(14), 7:16(23)

 

機材

フレーム Ridley X-trail carbon

ホイール XTR TL

タイヤ F: IRC Serac CX TL 1.85bar

R: IRC Serac CX TL 1.90bar

 

コンディション

ドライ砂浮いている 晴れ 気温低い風寒い

 

準備

前日朝は前日試走に行くつもりでいたが、正午ごろ~15時ごろまでものすごく深く眠っていて行くことができなかった。そのぶん部屋の掃除は捗った。

当日、C3にエントリーしていた山渓さんを応援に行くためにそこそこ早く起きると、0時過ぎにDNSする旨を発していたのを確認し、軽く二度寝Twitter修論余裕そうなそぶりを見せていただけに残念。茨城クロスでの益々のご健闘をお祈りいたしております。

午前中は誰も出ないと思い昼試走に合わせて会場入りしようと思っていたが、凛ちゃんがサイレントでエントリーしていたことを知り急いで会場に向かう。序盤は見逃したが、派手さなく昇格していた。めでたい。

昼試走後の印象としては、まとまった2本のダート登坂がしんどい。V字ターン*2は砂がいやらしく浮いていて降りたほうが良さそう。キャンバーは落ち着いていれば乗れそうだし乗ったほうがよさそう。レーススピードだとスリップダウンしそうな嫌なコーナーが随所にある。

レース展開

全日本チャンピオンでジモティーの沢田時選手や上位の選手がそれなりに来ており、2列目スタート。グリッド真ん中あたりは砂が浮いていて滑りそうでその脇は芝といった具合だったので、真ん中ちょい左を選択。川村さんの後ろ。

時間が押していたのかやや全体の落ち着きがない中だったが、それなりのスタート。いきなりの登坂でごぼう抜きされ、25位くらいまで落ちる。

結局2周目終わるくらいまでにフエヨシ君、キヌサン、ガクト君、ユウタロウに抜かれ、このレース終わったな〜と思っていたが、その後はまずまずのペースを取り戻して18位でゴール。最後は朝ライドの柴田さんとスプリントになったが負けた。ゴールしたときは25位くらいだと思っていたので18位でびっくり。

振り返り

・最初の坂で順位をかなり落としたのをまぁ良いかと思っていたが、その後1列に連なったパックをなかなか追い抜けなくてタイムを伸ばせなかった。序盤は上がりすぎても下がりすぎても良くないようだ。

・ほとんど人と走っていたので結局キャンバーを1度も乗れなかった。ひとりのときはもちろん、パックで走っている時も乗れるようになるべき。

・もっと追い込めるのでは?C1に上がってすぐの数戦、今季の富田林くらいまでは水曜日くらいまで疲労を引きずっていたが、最近は翌日に走れるくらい強度に慣れた。のであればレースの強度をもう少し上げられるだろう。

 

 

次戦はJCXに出るために蔵王に遠征する予定でしたが中止になったため、無事に開催されれば堺に出場予定です。

応援ありがとうございました。

 

 

20-21 関西CX#8くろんど池C1

加藤(15)です。前回昇格した楽音君、帰省中の山本さんを含めkucc関連?がC1のうちの6人(勝手に川村さんもカウントしました)を占めるという一大勢力にいつの間にかなっていますね。

第8戦となったくろんど池は初めて走るコースで、さらに前日試走もせず昼の会場入りとなりましたが、大きなミスなく走ることができ、これまでで一番の戦果を得ることができました。

 

リザルト

4位/31人出走(12%)+0:45

ラップタイム(ラップタイム順位)

st. loop +2周 13:17(6), 6:38(11), 6:33(6), 6:36(6), 6:30(5), 6:33(4), 6:28(3)

 


機材

フレーム Ridley X-trail carbon

ホイール XTR TL

タイヤ F: IRC Serac CX TL 1.85bar

R: IRC Serac CX TL 1.90bar

 

コンディション

ドライ 晴れ 暖かい

 

準備

くろんど池は駅から登りも含めて遠く、朝走る人もいなかったので朝レンタカーを借りて昼試走に間に合わせることになった。

レンタカーにリアラックを架設し、†VOXY†に5台5人+代輪s+荷物を押し込み出発。

行きの運転は大林で、大林のミスで高速の分岐を間違えたり駐車場で駐車できないなど大学生感あるミスを一通りこなしつつ会場入りした。

昼試走を終えC2招集が控える最中、えりかちゃんがにこにこしながら現れた。道に迷いながら、実家から生駒山を経由(?)して20km程度ランして来たようだ。汗一つかいてないし、普通に化け物だなと思った。

f:id:Kitayamasugi-Racing:20201228155001j:image帰りは運転した

 

レース展開

今シーズン皆勤でコツコツ貯めてきたAJOCCポイントはレースを1つ落としたくらいではビクともしないくらい積み上がったようで、ゼッケンナンバーは6だった。ただ、くろんど池はスタートグリッドが5列だったので久しぶりの2列目スタート。場所を選べたが、試走の時にどこが良いのか考えていなかったので、スタートに定評のありそうな村田さんの後ろに陣取った。

スターターは先輩のヒサさん。すぐに道が細くなりスタートでミスれば渋滞に巻き込まれることは必定なのでホールショットを取りにいく1列目の気持ちでスタンバイ。

僕は反射神経には並々ならぬ自信があり、今回もスタートは成功した。成功しすぎて直後川村さんより前に出てしまったが、自分のちょうど良さそうなポジション(6番手くらい?)で第一カーブを迎えた。

序盤は慎重に大渕選手と2人パックで走った。中盤、井上耕治選手を呑み込み、終盤、先頭から垂れてきた大谷玄真選手をも呑み込んで最後まで誰が(このパックの中で)勝つかわからない展開だった。

階段で抜いて対岸側の砂利ストレートなんかで抜き返されるという展開を何度も繰り返すうちに、最終周回の勝負所は階段一択だなと直感。

最終周回、階段まではなんとか食らいつき、抜き去りそのまま逃げ切りゴール。結局、(井上選手大渕選手大谷選手を)6,7回くらい階段で抜くこととなった。笑

階段の他に、パナレーサーポイントの段差もアドバンテージになったと思う。昼試走のとき、見ていたおじさんに良いラインを教えてもらい、何回も練習したところ、たぶん全周回スムーズに乗ることができた。C2のレースを見ていると8割くらいの人が詰まっていたので、それなりに差がついたところだと思う。おじさんありがとうございました。

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中盤、大渕選手、井上選手と

(photo by けーなかさん)

 

振り返り

前回さすがに反省して、チェーンを交換したところ、一度もチェーンが落ちなかった。チェーン落ちしないとタイムも落ちないし集中も切れない。最高

序盤はあまり早くなくどんどんタイムが早くなっているのは、試走が足りないから序盤はコースに適応しきれてないことを示しているのかもしれない。

序盤は慎重に丁寧に走れば後半、コースにも適応して力も余ってきてペースを上げ、さらにそれが精神的にポジティブな影響を与えてさらに踏めるという正のスパイラルを発見した。

上位3人はまだまだ遠いと感じた。

 

次は年明けの希望が丘に参戦します。

走って応援に来てくれたえりかちゃん、二条まで輪行してレンタカー借りに来てくれた大林、駐車を指南してくれたおじさん、関西CX運営の皆様、ありがとうございました。

今、荒天が予想される北アルプスに向かって輪行しています。雪に閉ざされた世界で自己分析&研鑽を極めるつもりなので次会うときは刮目して見てください。

良いお年を。

関西シクロクロス 第8戦 くろんど池 C2

こんばんは.岡野です.

年内最後のレースでいい形で締めくくろうとした第8戦くろんど池.出走人数も少ないしと思いシングルリザルトを狙いに行ったが,2周目の階段で足がダメになりDNF.

リザルト

DNF 2周+少し

手元のラップタイム 7:20, 7:25, (2:25)

機材

フレーム;Focus Mares 9.8

前輪;IRC Serac CX 1.7bar

後輪;IRC Serac CX 1.7bar

試走

朝試走はせず,部内で誰も午前には出走しないのをいいことに,昼試走前に自動車で悠々と会場入り.軽めに車酔いして気分は最悪だし,笛木さんはスルーを忘れて空気も最悪.C3で一緒だった人たちにいつも応援してくもらっているのにこちらは応援に行かないという人体錬成ばりの禁忌をおかしてるしダメダメ.ごめんなさい.

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免許取って運転したい.

昼試走ではさらっと2周したのち,panaracerポイントを乗れるようになるまでなんども練習した.かっきんさんが丁寧に教えてくれてなんとか乗れるように.林間には張り出した根っこや埋まった木があって覚えておかないと損する箇所があることを確認して切り上げた.

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ハンガー修正とFD調整を試走直前にするのはさすがに準備不足...

レースレポート

DNSがいたおかげでスタートは3列目の左から2番目のグリッド.二つ前に戸上さん,二つ後ろに勢戸監督.

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C2に上がってから確実にスタートがうまくなってる.(Photo by けーなかさん)

スタートは勢戸監督に褒めてもらえるくらいうまくいったが,コースが絞られるところでビビって少し番手を落としてしまった.みんなは怖くないんかな.戸上さんが引く6,7人のパックの最後尾に勢戸監督と一緒に続いて少し感動してた.

メイン会場裏手の山セクションに入ると戸上さんが大分近くなって落ち着きかけたが,マイアミの反省を生かし前を追う.階段前の登りで勢戸監督を追い抜いた時は,「これが若さや!」などと思っていた.

林間セクションの動きは決してよくはなく,登りで前に近づき,下りで離される.王滝でのKUCCみたいな.しかもピット前でCJの達海くんが声をかけて抜きに来たところを減速して前に行かせたら勢戸監督にも抜かれた.どうせ達海くんのが速いんだから,スペースを空けるだけでよかった.

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けーなかさんが決定的瞬間をとらえてた


2周目のストレートで勢戸監督を抜いたような気がするが,足が痛すぎてよく覚えてない.2連続の階段のセクションで前がつまって足をついて後ろに大迷惑をかけてしまった.裏手の長い階段前の登りもうまくこなせず,階段でついに足が死亡.歩けない.

その後も粘りはするが,足の痛みでちゃんと走れない.ホームストレートで踏んでみるが右足裏の痛みが増すだけでDNFを決意.シングルトラックが続いて抜かしてもらうのに苦労しつつ,マーシャルの元へたどり着きDNFする旨を伝えてレース終了.4人後ろくらいが大林さんで感動した.意外と差なかった.

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粘る岡野と見つめる笛木さん (Photo by けーなかさん)

反省

足の怪我で1週間トレーニングとしては自転車に乗ってないので,脚とか心肺がないのは当然だった.試走では大丈夫そうだったが,レースの強度には耐えられなかったか...

反省すべきはコーナリングの下手さ.加藤さんも僕の自転車に乗った感想として曲がりにくいと言っていたが,村田さんは同じ自転車でC1で勝ってるし,たくさん練習して慣れていくしかないのか.

次点でスタート後の動き.スタートダッシュはよくとも,その後減速するタイミングで抜かれる.C2ライダーは自転車に乗るのは上手なので,臆せずもっと攻めて行きたい.

よかったのは登りで甘えずもりもり踏んだことと,ストレートでも出し切れたこと.これはひとえにFD調整を万全にしてアウターに滑らかに入れられるようになったから.当然といえば当然だが大切なこと.先週の反省をすぐに生かせたのも良かった.

林間セクションでもトルクをかけ続けることを意識して,今までに比べるとだいぶスムーズに走れた気がする.

最後に

無理をせずにDNFしたのは好判断だったかもしれないが,KUCC的には熱いレースだっただけに最後まで走りたかった.たらればを言っても仕方がないが,万全の体調なら...と思ってしまう.

ここ3戦くらい次戦頑張ると言ってる気がするが,そろそろ40分にも慣れてきたし希望ヶ丘でまともなリザルトを残したい.年末年始は自転車に乗りつつ湯治に励みます.

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加藤さんはC1で4位.すごい.

運転してくれた加藤さんと大林さん,20km走って応援に来てくれたえりかさん,そのほか応援してくれた皆さん本当にありがとうございました.良いお年をお迎えください.

関西cx 信太山 C3 レースレポート

こんばんは。クリスマスに一人ブログを書く大林17です。

遅くなりましたが、先週の信太山のレースレポートです。

C3で苦しんできた私ですが、ついに昇格することができました。

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トレイルっぽい楽しいコースであった

Photo by yukiさん



リザルト

2位/51名(3%) +0:31

ラップタイム(ラップタイム順位):11:41(3位),6:24(1位),6:36(5位)

 

機材

自転車:Merida mission cx force edition

前輪:IRC Serac CX 1.7bar (岡野に借りた)

後輪:Vittoria Terreno Mix 1.6bar

 

レース前

今回は始発では間に合わないので前泊しての出場であった。

コースはシングルトラックやコーナーが多く、

踏みどころ抜きどころが限られているコースという印象。

難易度的には北山の方が難しく、苦手な感じはしなかった。

スタートで飛び出して逃げ切る展開をイメージし、

ミスをしない走り方を意識して前日試走をこなした。

夜は富木の民泊に宿泊。

ネクステの試走動画を見ながら岡野に走り方を解説してもらう。

ゴール前のトレイルセクションの急登は下りでスピードをつけて

登りはスタンディングしたら楽に登れる話や

V字キャンバーからの階段担ぎセクションの前の下りのカーブは

一番アウト側から侵入するとほぼノーブレーキで入れる話は記憶に残った。

 

 

レース当日

6時起床。夜中寒くて起きたのであまりいい睡眠ではなかった。

エアコンのリモコン隠してたユウジは反省してほしい。

朝ごはんはご飯一合に納豆1パック、大根キムチ、味噌汁、鯖の味噌煮。

約800カロリーくらいだと思う。いつも食べているパンより腹持ちが良かった。

朝はアップがてら試走を2周するつもりであったが、1周目で前輪から空気が抜ける。

コーナーでタイヤがよれるとビードが浮き空気が抜けているようだ。

ビードが完全に上がりきってなかったみたい。岡野にホイールを借りた。

快く貸してくれた岡野には感謝。

急いでホイールを交換し、1番ゼッケンをつけてスタートへ。

招集3分前に山けいさんにゼッケン装着を頼まれたのも焦った。

ドタバタのおかげであまり緊張せずにスタートに並ぶ。

1列目はほとんど顔見知りで

「(何回も昇格を逃している)一列目の誰が最初に昇格しますかね〜w」みたいな

会話をした。

 

レース本番

1周目

スタートはいつもよりワンテンポ遅れてしまった。

ちょっと後ろで落車があったがギリギリ巻き込まれずに、6、7番手で第一コーナーへ。

コーナーでユウジと競るが気合いで押しのける。5番手に上がる。

駐車場の砂利セクションのストレートで踏み、4番手に上がる。

前には競技部の岡本くん。この時点でコーナー1個分(5秒くらい?)差があった。

追いつこうとするがシングルトラックに入り、踏みどころがなくなり差を詰められない。

ちょっと焦るが、焦ってミスする方が良くないと思い、

冷静にトレイルセクションをこなす。差はつまらないが落ち着く。

すると急な下カーブのセクション(うまく説明できない、V字キャンバー前じゃない方)

で岡本くんが落車。一気に差を詰める。ここからはパックで走行。

相手はカンチブレーキでコントロールに苦しんでいる印象。

ゴール前の急登で岡野アドバイスを思い出し、スタンディングで楽に登る。

節約した足を使ってゴール前のストレートで踏む。が、コーナーで塞がれてしまって

抜けず。

 

2週目

2週目に入ってもうまく抑えられる時間が続いて困った。

せめぎ合いが続いたが、竹林セクションの前の短い直線でなんとかオーバーテイク

3番手に上がる。ただ岡本くんをちぎることはできず、

シケインやシングルトラックやV字キャンバー

自転車が接触するくらいのバチバチタイムが続いた。

気がつくと2番手の大浜さんに追いついていた。ゴール前の直線で一気にオーバーテイク

2番手に上がる。この辺で岡本くんはいなくなり、ユウジが後ろに見えるようになっていた。

コントロールラインで鐘がなっていて3週で終わることを知る。今日はレース時間が短い。

そしてこの周回で順位を守りきれば昇格だと気づく。ミスをしないことを改めて意識する。

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昇格がちらつき、ミスをしないことを心がけた。 Photo by りっつさん

 

3週目

芝のコーナーでセクションで先ほど抜かした大浜さんが追いついてくる。

パックで走るが、マスターの人に追いついてしまい、うまく抜かせずに3番手に落ちる。

焦るが、大浜さんも疲れている様子で駐車場エリアの砂利直線で再び抜かす。

シングルトラックセクションに2番手で侵入。だが大浜さんの方がトレイルの技術は

あるようでずっと後ろに付かれる感覚を感じ、焦る。

ハーフパイプセクションでミスるがなんとか塞ぐ。

そのあともうまく塞ぎ、V字キャンバー&階段セクションへ。

ここで大浜さんの後ろにユウジ、そして赤い速そうな人が来ていることに気づく。

これはまだ昇格が決まったわけじゃないと認識。

V字キャンバーの降りで大浜さんが勝負のオーバーテイクをしてくる。

ここで抜かすのかとビビったが、大浜さんが落車。つられて落車。

幸い大きなダメージはなかった。キャンバーの上りと階段を必死に走る。

まだ2位だ。後ろを見ると赤い人(シマノドリンキングの方)がいる。

ここからはマジでミスしないように慎重に走る。

コーナーやトレイルセクションの段差もしっかり減速して

ラインを塞ぎつつ丁寧にクリア。

そして最後のゴール前直線、必死で踏む。なんとか2位でゴール。

2〜5位までが4秒差という接戦を制した。

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最後までわからないレースだった。

Photo by りっつさん

ゴール前でみんなと喜ぶ。

岡野や天見や監督や加藤さん応援ありがとうございます。

普段ちょけてる加藤さんが真面目に応援してくれたのが感動した。

さらにレース後に部員以外のいろんな人からおめでとうと言ってもらい、

非常に嬉しかった。関西シクロクロスの暖かさを実感。

 

終わりに

C3で走り出して1年。ようやく昇格することができました。

今回のレースも反省点は多々ありますが、ここまで書くのに疲れちゃったので

これで記事は終わりとします。

まだまだシクロクロスは下手ですが、もっと練習して楽しんでいきたいなと思います。

またシクロクロス会場でできたつながりを大事にしたいなと思います。

できる限り朝から会場に行って応援もするつもりです笑。

応援ありがとうございました。次回はくろんど池CXに出場します。

レンタカーの都合で昼試走に間に合うように行くのは内緒

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めちゃくちゃ嬉しかった。

Photo by あまみるきー

条辺、天見応援来てくれてありがとう!

関西シクロクロス 第7戦信太山 C1

初めまして。2015年入学の加藤です。余談ですがこれを加藤(15)とか加藤15とか表記します。できる限り毎戦書いていけたらなと思うところです。

 

コロナ禍に見舞われている20-21シーズンですが実は関西圏の全レースに出場し、早くも第7戦(+前哨戦五條)となった信太山は去年に引き続き2度目の出場。後輩でC3優勝候補筆頭の大林の雄姿を目にするために前日から会場近くの奴隷船合宿場のような宿をとり、結局5:45に起こされて大林の炊いたやや焦げ米の一番まずい部分を引き受け、米の残りと鍋を洗うのを押し付けられてベストなコンディションでレースに臨めた。

 

 

リザルト

27位/43人出走 (62%)

 

ラップタイム(ラップタイム順位)

St. loop+2周 17:44(12), 6:21(8), 7:20(41), 6:17(2), 7:57(41), 6:27(12)

 

機材

フレーム Ridley X-trail carbon

ホイール XTR TL

タイヤ F: IRC Serac CX TL 1.80bar R: IRC Serac CX TL 1.85bar

 

コンディション

ドライ 晴れ ちょうど良い気温

 

レース展開

そろそろ1列目スタートにも名前を呼ばれることにも慣れてきて、前回までの感じから集中していればホールショットも狙えるかなと思っていたので、今回はホールショットを狙っていた。

30秒前のコールがなされ、静まり返る。20秒ほど過ぎて観客の動画を撮影し始めるポン…の音でスタートしそうにもなったが何とかこらえ、体勢を立て直して再びスタートを待つ。号砲が鳴りスタートを切る。何とかホールショットをとれた。

初めてC1でトップに立って興奮した。もちろん、3カーブ目で落車した。 川村選手のオンボード映像でも映っている(00:55~)が、相当マヌケで恥ずかしい。しかしこれはイニシエーションだと思っていて、去年の信太山でも初めてC2トップに立って落車したし、そうなるだろうと思っていたので全く動揺しなかった。ともあれ番手を20番くらいまで落とした。

1,2周目を順調に飛ばして、順位を12位にあげ、大谷玄真選手、嶋田祥選手、城島大樹選手らと同じパックに入った。このパックはペースがちょうどよく、とても楽しかった。3周目終了時点でこの4人パックがあって少し前に6位の井上耕治選手が見えるといったところであった。

このときはパックの3番手だったが、やはり前に出たほうが走りやすいので、コントロールライン直前のV字のグッと上がるところで踏んで一気に広いところで1番手に出ようと企んだのだったが、グッと踏むとチェーンが落ちた。それも、ただ落ちるだけでなくチェーンが捻じれていた。飛行機輪行状態から戻すときに陥ったらメンドクサイあれだ。輪っか2つを対消滅させると直るのだが、軽くパニクって1分くらいロスし、10人くらいに抜かれてしまった。さらに悪いことに、最後にフエヨシ君に抜かれてしまった。

次の周回でフエヨシ君はパナレーサーポイントの後の階段で抜いた(この周回のラップタイムは2位だった)が、次の周(6周目)のナイアガラをくだり終わって落車してお別れした。この落車は本当に反省している。

結局この後もチェーン落ちを何回も繰り返し、27位でゴール。楽しいレースだったが、走れている実感と結果が釣り合わないレースだった。

 

 

次戦は関西CX第8戦くろんど池に出場します。初めて走るコースなので楽しんで走れたら良いと思います。